首都ハノイの文化・スポーツ・観光村で、ベトナム南部の文化や味覚を紹介する観光促進イベンが開かれた。「族大団結の一週間―ベトナムの文化遺産」と題したイベントでは、メコンデルタ地方の水上マーケットや南部の伝統音楽などが再現され、北部の市民らが南部の雰囲気を楽しんだ。
南北に長く、地方によって文化が多様なベトナムで、首都圏の人々に南部独特の文化を紹介し、観光促進につなげるのがねらい。イベントでは、カントー省のカイラン水上マーケットが本場さながらに再現された。
また、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に承認された古都フエの無形文化遺産で、伝統音楽の「ドンカー・タイトゥー」などが披露され、訪れた人たちは、バンベオ料理などの南部の味とともに楽しんだ。
カントー市の観光名所の紹介やカントー市の美しさを伝える写真展示会もあわせて行われた。
会場には文化・スポーツ・観光省のヒュン・ヴィン・アイ副大臣が訪れ、船こぎを体験した
船上で品物を販売する水上マーケット。南部の様子が再現された
カントー市の特産品の紹介も
観光客は、ベトナム南部の西方地域の文化について学んだ
カントー市を中心としたメコンデルタ地方は、豊かな自然と文化など、可能性を秘めた観光資源をもつ「水の都」だ。ドンモー湖に船を浮かべて農産物などを販売する「カイラン水上マーケット」はこの地を象徴する名所で、観光客誘致のため、国内外で知名度の向上が図られている。
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VNLオリジナル 2013年9月01日