外国人訪問者6.8倍 コロナ流行前からは9割減

ベトナム統計事務所(GSO)のまとめによると、今年第1-2四半期のベトナムへの外国人訪問者数は、前年同期比の6.8倍の60万2000人に達した。新型コロナウイルス流行前の2019年との比較では92.9 %の減少にとどまっている。

写真㊤=シンガポールからカインホア省に到着した観光客 (VNA/VNS)

全体の87%が空路で訪れ、前年同期比9.4倍。陸路は13%で同2.4倍、海路は0.02で同42.6%減 。6月単月の外国人訪問者数は約23万7000人で、前月比36.8%増、前年同期比では32.9倍となった。

宿泊や飲食業による収入は1-6月の統計で同20.9%増、6月単月では同80%増だった。
観光収入は同94.4%増で、第2四半期における国内旅行の急速な観光需要の回復などが反映された。

訪問者数が顕著な増加を示したのは、カインホア省(627.8%増)▽カントー省(183.9 %増)▽ハノイ市(129.3%増)▽ダナン市(98.5%増)▽クァンナム省(67.8%増)―など。

ハノイ市には今年1-6月に21万1300人の外国人観光客が訪れ、10億8000万ドル(約1460 億円)の観光収入があった。ホーチミン市観光局によると同市には同期間、1100万人の国内観光客と47万8000人の外国人が訪れた。