フック首相、テトにダナン市を訪問

ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、旧正月(テト)の元日だった1月28日、中部ダナン市を訪問した。フック首相は同市行政関係者らに新年を祝い、今年11月に同市で開かれる予定のAPEC首脳会議の成功に向けた努力を求めた。

フック首相は平和な観光都市としてのダナン市の旧年度中の成果を称え、居住地としても人気の同市の魅力をさらに高めることを求めた。また、「観光だけにとどまらず、ハイテク産業や製造業などの側面でも、ダナン市の強みを発揮できるよう画期的な変革を示し、地域発展の原動力としての役割をさらに強めてほしい」と求めた。

さらに、ダナン市党幹部が党の構築を進めながら、高度な技術や能力をもつ人材を集めるために、管理手法などの変革を進めていくよう提案した。

ダナン市の今年最大のトピックといえば、APEC首脳会議の開催だ。フック首相は「ダナンがイメージアップを図り、海外資本投資を集めるチャンスとなる」との見方を示し、成功に向けた努力を促した。続いて訪問したダナン市の軍関連施設や公安当局、消防、警察、国境警備隊などでも、APECサミットや関連行事が行われる期間中、地域の安全や交通、食品の安全性、そして社会福祉の確保に尽力しなければならないと強調した。

さらに、ダナン市で率先して当局が腐敗や汚職と戦うことを求め、規律を正すよう呼びかけた。

同じ日、フック首相ら一行はダナン市ハイチャウ地区も訪問。党の地区関係者や住民らにあいさつし、新年の幸福を願った。