ベトナムの海の環境保護 市民活動が活発に

海洋国であるベトナムで、美しい海の環境を保護しようという市民活動が最近、活発化している。このほど、ブンタウ市では、「海洋環境の保全と歩調を合わせた観光開発」をテーマにした報告会が行われた。

写真㊤=ベトナム南部のリゾート地、ブンタウの浜辺でごみ拾いをする地元ボランティアら
報告会では、今年7月初旬に始まった市民による全国的な環境保護プログラム「ベトナム環境緑化活動2015」の実施状況や成果などを振り返り、検証した。

プログラムは、ハイフォンのハロン湾に浮かぶカットバ―島から活動をスタート。その後、中部のホイアンやダナン、ホーチミン南部のリゾート地、ブンタウ市などへと広がった。海の環境を守るのに手を貸したい、という市民の参加が増えているという。

具体的な活動として、各地で、植林や緑化、ビーチなどでのゴミ拾いなどが行われているほか、環境保護の啓蒙活動なども展開されている。