ペトロ・ベトナム・オイルにサイバー攻撃 システム復旧を急ぐ

ペトロベトナムグループのペトロ・ベトナム・オイル (PVOIL)が身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受け、管理システムに影響が出ている。同社は、公安省の協力のもとシステムの復旧を急いでいる。

写真㊤=ハノイ市内にあるペトロ・ベトナム・オイルのガソリンスタンド。ガソリンの小売を維持しながら、システムの復旧を急いでいる(VNA/VNS Huy Hùng)

同社は、市民生活に影響が出ないよう消費者へのガソリンの小売を維持。しかし、電子請求書の発行などが停止し、自社サイトも利用できない状況が続いている。

システムが復旧しだい、電子請求書や倉庫納品書、社内輸送伝票発行などの手続きに応じるとしている。復旧に向けて、税務総局も協力している。ベトナムでは3月にも証券会社のVNダイレクト証券がサイバー攻撃を受けて、一時取引ができなくなっていた。