密輸や偽物の監視強化 紅河デルタ地方のフンイェン省

新型コロナウイルスによる影響からの経済回復が進み、さまざまな商取引が活発化する中、紅河デルタ地方のフンイェン省市場監視局では、密輸品や偽物などへの監視を強化している。

写真㊤=石油の取引の検査現場

今年1-6月、同局は市場調査チームに、タバコと精白糖に関する詐欺や、不法に輸入された家禽や産地不明のトリ肉取引防止に向けた16の文書を通達。食品や化粧品、農薬について3回の検査を実施した。同時に、偽物が疑われる事案の内偵を指揮する監視チームを設置した。

先日は、化粧品の偽物が疑われるアンチ県の取引を警察に連絡。また、別のインク・カートリッジの偽物が疑われる事案を省人民委員会に報告するとともに、警察に引き継いだ。また、市場監視チームNo.5は、2440個の新型コロナの検査キットと、由来不明の5万4480 錠の治療薬を押収した。


市場監視チームに押収された新型コロナウイルスの検査キットと由来不明の治療薬

同局は年末に向けて、生活必需品の取引についても、関連部局と連携しならが監視チームによる調査を続ける。また、知的財産の侵害についても、省の警察などと情報交換を続ける。同局は今年1-6月、486件の検査を行い、187件を摘発。3件を省人民員会に報告した。