ベトナムのインターネットサービス25周年を祝う

ベトナムのインターネットサービス開始25周年を記念した「ナショナル デジタル トランスフォーメーション デー(デジタル移行記念日)」の催しが7日朝、ハノイ市内で開かれた=写真。記念プログラムも予定されている。

ベトナムでインターネットのサービスが開始されたのは1997年11月19日。それから25年、ベトナムのインターネットは整備が進み、大きな進歩を遂げた。

統計によると、サービス開始時のベトナムのインターネットユーザーは20万人強だった。2002 年までにユーザー数は約300万人に増加し、ベトナムの人口のほぼ4%に上った。2007年には、その数は約2000万人に達し人口の24%になった。


インターネットサービス開始25周年を迎え、祝辞を述べるグエン・マイン・フン情報通信相

情報通信省の統計によると、2022年9月現在、ベトナムのインターネットユーザー数は約7000万人、人口の約70%に上る。ユーザー数としては世界で12番目の国であり、アジア(35の国・地域)では6番目に多い。ユーザーたちは1日平均約7時間をインターネット関連の活動に使っている。


プログラムで講演するファム・ドック・ロン情報通信省副大臣

プログラムで講演したファム・ドゥク・ロング情報通信省副大臣は、インターネットへの接続開始は世界的にみれば遅かったが、25年後の現在、ベトナムのユーザーは他の国々に追いつき、さらに増加している。インターネットは、人々の生活に欠かせない要素の1つであり、経済を下支えする基盤でもある。また、国の工業化と近代化を促進する重要な要素ともなっている、と述べた。

さらに情報通信省、ベトナムインターネット協会、インターネット関連の代表的団体の代表者らが、ベトナムにおけるインターネットの持続可能で発展的な未来について、誓いを新たにした。


誓約式に臨むインターネット関連団体の代表者たち